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タイトル PIPSは知的資産経営最強のツールです。PIPSがワープします。vir.1.1
記事No2743
投稿日: 2016/10/14(Fri) 14:11
投稿者西津健三 長崎
佐塚さん、こんにちは。PIPSは知的資産経営最強のツールです。

企業の重要な経営資源として、最近注目を集める知的資産は2005年10月に経済産業省から発表された「知的資産経営の開示ガイドライン」が元になっています。知的資産について経済産業省は企業が有する無形の価値観(ガイドラインには従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産と記述しています)と定義付けしています。解釈には諸説ありますが目に見えない潜在的な強みの意味で、決算書には現れにくい財務情報の総称を指しています。知的財産(権)を含みます(注)。この知的資産の経営には認知・評価・情報開示の3要素があり、これらを知的資産経営報告という書面で解りやすくストーリー性を持たせて訴求するとしています。中でも評価がコアとなる部分で重要です。経営者自らコーディングしたPIPSソフトのソースコード(コンピュータプログラムを記述したテキストファイルを言います。以下PIPSマニュアルの用語に沿ってコーディングをプログラミングに、ソースコードをプログラムと称します)は知的資産であり、このPIPSソフトを使い、事業に貢献する姿勢は評価のスコアを高める要因になります。PIPSは究極の知的資産経営のツールです。

(注)知的財産と知的資産については、会計基準のルール上著名な発明の特許権の様な高度な知的財産権は株価に反映されますが、他者からの取得を除く自社開発型の知的財産権の決算書上の評価は価値ではなく、登録取得のための事務手数料を計上するに過ぎません。開発にかかった金額も償却費用として処理されます。このことから企業にとって重要な競争力の評価の対象として知的財産(権)を含めた知的資産がクローズアップされます。M&Aにおいて知的資産の評価(時価)が企業の価値(値段)に影響します。信憑性が高い適切な評価が求められます。知的資産経営評価融資の考え方については従来の金融庁の金融検査マニュアル(別冊)、これからの新基準になると思われる地域銀行向けベンチマーク(ローカルベンチマーク)などが参考になります。

私はPIPS大好き人間の西津健三(にしつ けんぞう)と申します。九州は長崎で法務部(行政書士事務所代表)の運営と事業部(一般・不動産)の経営をしています。PUCの世話役をされている元山さん(PIPSの経験豊かな秀才女史さんです)と以前掲示板でやり取りしたことがあります。

勉強になるので時々PIPSの広場を訪問しています。佐塚さんの投稿を見てメールしました。PIPSの広場を始めて見る人がPIPSに少しでも興味を持っていただければと思い、PIPSの概要と歴史と近未来について書きました。徒然なるままに長文になりました。

ピップスを使った経理システムのサポートを受けれなくなったとのこと、システムの規模が解かりませんが心配だろうと思います。アカウンティング開発者に止むを得ない特段の事情があったのだろうと推察します。何かお手伝いできないかの気持ちであれやこれや書きました。

今から10年前はDOS版のソードパソコンがまだ使われていた時代ですが経理システムがWindowsPIPSで作られている、または旧プログラムから移行していると仮定して、プリンターの後継機がWindowsのOSに対応しているなら(特殊なプリンターでなければ)認識するのではないでしょうか。プリントしてみないと分かりませんが、プログラムのプリント文の構成によってはプリントに影響が生じる場合があるかも知れません。古いソード社製プリンターは既にご存知とは思いますが仮想プリンターとしてWindows対応のドライバー(私はCANONのレーザー系を使っています。プリンターが複数台ある時は仮想プリンターを通常使うプリンターにチェックを入れて、PIPSのプリント指令をして下さい)をインストールすればWindows10(USB to パラレル変換プリンタケーブルを使用します。パラレルポートを増設するより簡単です)でも稼動します。

プリンターと同様にプライマリHDD(内蔵HDDを指します。システムディスクとも言います)も突然の不調が起こります。デュプリケーター(注)でプライマリHDDのクローンを作ってもしもの時のために備えておくことをお勧めします。パソコンを新しく買うより安いです。WindowsXP(SATA仕様)以降のOSに対応しています。インターフェイス(ケーブルの接続部分)の違いがあるためWindowsME(IDE仕様)には使用できませんが、現在は流通していない古いHDDコピーソフト(フロッピーディスクタイプ)を使い、パソコン内でマスター(クローン元)とスレーブ(クローン先)として認識するようにマザーボードにダイレクトに繋げばクローンが可能です。

(注)デュプリケーターの登場でパソコン本体を仕事のツールとして長く使う環境(パソコンを含む廃棄物が開発途上国に持ち込まれている問題もあります)が整い、パソコンの大量生産大量消費に歯止めがかかればと思います。これからは買い替えよりいかに賢く長く(HDDやファンの取替え)使うかがパソコンユーザーに求められます。もちろん企業にも。リース終了の中古パソコンでもリフレッシュすれば充分使えます。

パソコン本体についてはPIPSは表計算をビジュアル化したものなので、高機能のパソコンは必要ありません。プログラムのボリュームによってはWindowsME・XPで充分な場合もあります。ただしCPUが高いと計算処理が早くなります。経理処理が社内だけで完結するならPIPS用のパソコンはなるべくネットには繋がないで、外部へのデータ送信用のパソコンと分けた方が良い場合もあります。お使いの経理システムは金に変えられない唯一無二の価値があります。外部にコピーされない様にされた方がよろしいと思います。アナログ的ですがパソコン間のデータ移動はUSBフラッシュメモリーを使っています。

10年前から経理システムを使っているとのことですのでプログラム文の完成度が高く改良点は無いとは思いますが、エラーではないエラーの箇所があるかも知れませんので電卓による検算は必要と思います。

ソードを支援吸収した東芝パソコンシステム(現在は東芝プラットフォームソリューション株式会社に社名変更)を始め数社がサポートをしていましたが徐々にPIPSから撤退しています。柏木さんがおっしゃる通りサポートしている所が有るとすれば県外でも一度連絡された方がよろしいかと思います。

個性的なサムライ集団から始まったと言われるベンチャー企業の先駆けソード社が独自のOS(当時はまだOSと言う概念が無い時代です)で構築するPIPSを組み込んだ自社製初代ハードウェアー(PIPS創世記によればPIPS電プロは電卓にワープロ機能を備えて販売されその後次々に改良を重ね後年は100万円さらには50万円を切りました)は高額の350万円でした。ちなみに当時のミニコンは1000万円以上しましたので350万円は企業がリースできる金額ではありましたが、個人ではとても手が出ませんでした。

これに対して、大手パソコンメーカーが作るハードウェアーの驚異的な進化と個人ユーザーが買える低価格になってきた段階で、PIPSで発明したソフトの技術を外部からのオファーに応じて互換性OSの開発に転換していればWindows1.0やClassic Mac OSを凌駕して日本版マイクロソフト・アップルになったと私は確信しています。世界のマーケットを相手にするぐらいに事業経営のスケールが大きくなって来ると拡大よりも縮小が如何に難しいか考えさせられます。いつの時代でも経営者の意識改革が企業の運命を左右します。

PIPSはパソコンユーザー自身がプログラミングする為の簡易言語の秀作品です。ユーザー自身がプログラムを作成し改良していく所に意味があり、ユーザーが事業経営者なら作るソフトの目的によりあらゆる面で事業に貢献します。

PIPSはプログラミングのルールさえ守れば自由にプログラムを構築できます。究極にはプログラマーさんの性格とか思考力が反映されていて、中にはすごい閃きによる天才的なプログラムテクニックが書き込まれているものもあると思います。プログラマーさんにとって完成したPIPSソフトはとても大事な人生の集大成の様なものです。

お使いの経理システムはプログラマーさんが相当な時間と労力をかけて作られたプログラムの傑作品と思いますが、今後もずっと他社のサポートが受けられるとは限りません。その優れた経理システムを使い続けるには佐塚さん自らその経理システムのプログラムを教本として、PIPSの研究をされた方がよろしいかと思います。

人間の脳では二次元の表を一枚しか思考できませんが、電脳と名づけられたバーチャルの空間で必要な枚数分重ねて三次元の表に、これを綴じて管理すれば情報処理の道具となり得ることを発案したのが望月宏社会学博士です。博士の公開されている論文を勉強するとPIPSの仕組みを理解できます。博士に関する文献にPIPSに対する博士の哲学にはインド遊学の影響があると書かれています。

PIPSではページそのものが基本ですが他の初期の表計算では、セル(セル自体に情報を持たせます)で区切られたシートを使いました。升目の大きい方眼紙のようなシートが重ねられているようなイメージです。PIPSとは違い他の表計算ソフトはパッケージソフトの市場で改良を重ねた結果多くの表計算ソフトは進化の過程で淘汰され代表的なエクセル・アクセスが残りました。そして今後はオープンソースソフトウェアとして企業・自治体・教育機関に注目を集めるOpenOfiiceのCalcが第三極として台頭してくると予想します。PIPSとの使い分けを検証する必要があると思料します。

経理のためのソフト作成には難易度の高い学問の一つである簿記の原理を解析して膨大な時間を掛けてPIPS言語の世界で書き表します。日々の取引を簿記のルールに基づく正確な仕訳プログラムで元帳に転記し企業の規模に応じた財務諸表に展開します、次にこれらの表を日別・月別・年度別の時間軸で綴じて管理する構成を考えます。

独学では難しい部分があると思いますのでPIPSを勉強されている方々のアドバイスが得られるPIPS・ユーザーズ・クラブに入会されるのを検討してはいかがでしょうか。

経理システムのプログラムページにプロテクトが掛かっている場合は、解除は難しいと思われます。作成した会社にまだ連絡が取れるなら、プロテクトの記号番号を至急尋ねられた方がよろしいかと思います。PIPS・ユーザーズ・クラブの中にどなたか解除の方法を知っている方がいらっしゃるかもしれません。

私は今から遡ること30年以上時代は昭和年号の頃、ソードPIPSに遭遇して以来ひたすらプログラム作りに没頭し、いろんなソフトを作りました。中でも新々基準に適合する公益法人会計ソフトを私が携わる団体の監査のツールとして、所得別会計ソフトの連結技術を生かして研究として作成しました。勉強になりました。

佐塚さん自らPIPSを使いこなして知的資産経営に役立てて下さい。望月宏博士によって誕生した人間のためのPIPSはすべてを許容するインド文化のエッセンスが詰まっています。美味しいインドカレーを食しながら共に楽しく勉強しましょう。
   
追記 <PIPSはワープします>にチャレンジしています。

セル計算と違ってページ計算はページに書かれた情報を目的に応じて自在に変化させます。プログラムのボリュームがある程度大きいとどうしてもAUTO指令の実行完了にパソコンが進化したとは言え現状で数十秒の時間(初期のソードパソコンは一つのAUTO処理で充分過ぎるぐらいのコーヒータイムが取れました)がかかります。実際同じPIPSソフト(ビジネスに使用できる内容でAUTO指令は一つだけですが、プログラムだけで数ページに渡るかなり複雑なものです)を使い新旧のパソコンでどれくらいかを比較しました。懐かしいWindows98SE(かなり古いですが起動しました。CPUはAMDK−6 266MHz当時としては最高のクロック数でした。このパソコンは私の息子に大学卒業と大蔵省(現財務省)入省のお祝いにプレゼントしたもので思い出深いものがあります)は1分半程度、これに対して現在のWindows7 CPUは3.3GHzで17秒とずいぶん早くはなりましたがそれでも遅いです。シミュレーションのフィールドでは遅いと感じます。これからのPIPSの課題の一つに更なる処理時間の短縮があると思います。コメント文の削除とかDISP文の簡略などせずにあくまでもプログラマーさんのオリジナリティーを尊重して処理時間を早く。

そこでハイスペック(次世代のCPUとマザーボードにメモリーは32GB以上)のWidows10−64bit(パソコンのケース・電源・ファンなどは現在使用中のものを使い回しをします)に大容量で最速のランダム読込・書込ができるハイクオリティーのSSDを換装し、考えられる限りのボトルネックを改善すればAUTO処理(PIPSはどこでもドアの機能があり、Cドライブにダイレクトにか、あるいはCドライブの下層のProgram fileまたは32bit用のProgram file(x86)でも認識しますが、物理的にPIPSが32bitでしか処理できないと言うハンディーはあります)の高速スピードを体感できないかと言う無謀なありえへんチャレンジをしています。空飛ぶPIPSをもっと早く。

まるで PIPSがワープ したかの様にです。次回の投稿でおもしろい結果を報告できればと思います。

・・・・時は西暦2020年。トウキョウニーゼロニーゼロが世界を賑わせている時天空の遥か彼方に浮かぶ、ナビステーション(注1)では、火星移住第一陣の応募者達の訓練が繰り広げられている中密かに壮大なある計画が・・・・。

人類が発明した最強の計算(簡易)言語PIPSを地球外生命体に届ける愛と平和の使者として、優秀なPIPSユーザーを多数クルーに迎え今出航しようとしています。最新SSD推進装置をつけて、異次元との入り口ワームホール(注2)目指してワープするのは、宇宙戦艦PIPS。そして艦長はもちろんPIPSをこよなく愛する君だ。これから待ち受ける幾多の至難を乗り超えて・・・・・。 To be continued.

(注1)ナビステーションはPIPSナビゲーターがNEOスパコン京に天文学用の計算言語に進化したPIPSを乗せて何億とおりもの航路計算をする司令室があるナビハウスとパブリックスペースのゲストハウス、それに宇宙航行に絶えうる肉体改造のための古代ギリシャのコロッセオ(対戦相手は邪悪な戦士ダークアンドロイド)の復元施設と、宇宙の真理と一体化して無の境地を習得する禅の修行を行うSATORIの間と、枯山水で造られた美しい日本庭園のTHE BONSAI(侘び・寂びの世界観を感じることができます)と、大型宇宙帆船の港で構成されるメイドインジャパンの衛星型多層マンションです。

(注2)通過可能なワームホールはアインシュタイン方程式の解として存在すると結論付けられ、質量計測の記述は ds2=−c^2dt^2+ dl^2+(k^2+l^2)(dθ^2+sin^2θdφ^2) で表されます。

このナビハウスはPIPSのAUTO本数が増える過程で早い時期に必然的に生まれました。変数管理のためにPIPSの中のナビハウス(変数格納ページ)にナビゲーターを常駐させるアイデアです。当初は1行複数列だけの管理でしたが、後に複数行複数列になりナビステーションと名付けました。ナビステーションにおける変数使用の1つの例として、メニューから選ぶAUTO指令の番号をナビステーションの所定の行列に変数に代入して格納します。この変数をナビゲーターが読み込むことでPIPS自身が今何のAUTO指令を実行しているか認識させます。PIPSに原始的な知性を持たせることができて面白いです。その他returnでの変数の持ち越し・受け渡し(DOS版のソードパソコンではreturnの回数に限りがありました。確か7回だったと記憶しています。その経験からWindowsPIPSではreturnの変数はそのつどナビステーションに格納しています)に使えます。PIPSはAUTO指令実行の完了後にはプログラム内の変数はすべてクリアされます。残したい変数がある時に便利です。

このナビゲーターは素敵なレディーに設定しています。PIPSナビガールです。名前もあります。

私はPIPSプログラムはプログラム文の行に応じて /* */ を使った説明コメント文(プログラム文の右側に書きます。PIPSの優れた日本語ワープロ機能を活用します)の作成が重要だろうと思料します。数年後にプログラムをバージョンアップする時に直したい箇所のプログラム文について当時どんな考えで作ったのか容易に理解するためにです。考え抜いた結果できた難解かつ重要なプログラム文の場合は、行間のスペースに余裕があればdate2016.10.14などの日付を入れて作成に要した時間あるいは日数などを入れた短編日記を書いておくと記憶が鮮明に蘇ります。プログラム作りは膨大な時間を要します。少しでも楽しく作ることが長続きのコツです。

    知的資産創造支援
 行政書士 西津健三事務所    
      法務部・事業部