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≡≡≡≡ 内海孝さん提供 ≡≡≡≡
2003年5月

コメントは趣味と生活社刊『趣味の家庭園芸』による
ツバキ[椿]  :  ツバキ科
 ツバキ属にはおよそ80種あまりの種類があるが、東南アジア地域に広く分布し多くは温帯に生えている。そのなかで日本産のツバキはもっとも耐寒性があり、青森、秋田にも自生している。
 一般にツバキと呼ばれているのは、ヤブツバキ(ヤマツバキ)、ユキツバキ、ユキバタツバキの総称で、ヤブツバキは海岸線からその沿岸に多く、ユキツバキは積雪の多い地域に自生、ヤブツバキとユキツバキの交雑によってできたと思われるユキバタツバキは両者の中間地帯に分布している。
「品種とその花形」
<一重>  一重咲き  侘助咲き  唐子咲き  梅芯咲き  
<八重>  八重咲き  牡丹咲き  レンゲ咲き  抱え咲き  ヤグラ咲き
<千重>  乙女咲き  宝珠咲き  列弁咲き  獅子咲き  大唐子咲き
ツツジ[躑躅]  :  ツツジ科
 古くからツツジの名が使われていて、万葉集にもすでにツツジの名が見られる。
 ツツジ類のうち、常緑性のツツジは東アジア原産で、日本、朝鮮、台湾、中国に分付している。
アイリス  :  アヤメ科  別名  オランダアヤメ
 左の写真のアヤメのような花がアイリス
 広く北半球に分布し、変化に富んだ生態を示すアヤメ属(イリス、或いはアイリス)の一員に、鱗茎をもつグループがあり、しばしば球根アイリスと呼ばれる。地中海沿岸、小アジア、コーカサス、中近東に分布するもので、いずれも秋から春に生育し、夏期の高温乾燥時には地上部の生育を止め、地下に球根を作って休眠する性質をもっている。この球根アイリスの代表格はダッチアイリイス。
  「品種」ダッチ(オランダ)アイリス−−−青色系、黄色系、白色系に分けられる。青色系の品種には強健なものが多く、切り花用として栽培が多い。淡色のものや複合色の品種もあるが、青、青紫、紫と、目の覚めるような鮮やかさは、ダッチアイリスの魅力の中心といえよう。黄色、白色系の品種は小形のものが多く、青色系品種に比べ弱々しい感じを与える。球根も小形のものが多い。
        マーガレット : キク科  別名  モクシュンギク  キダチカミツレ
 上の写真のキクのような小さな花がマーガレット
 マーガレットはキク属の一種で、学名はクリサンセマム・フルテスケンスという。フルテスケンスとは低木状のという意味で、モクシュンギクやキダチカミツレという名にも低木状の意味が示されている。
 英名のマーガレットが一般化したもので、別名パリス・デージーとも言われている。原産はカナリア諸島で、草丈1メートルほどにもなり、花は次々と咲き、暖地での冬の切り花として重視されているほか、鉢物や花壇にも利用されている。
「品種」  白花大輪一重  白花大輪八重  桃花八重  伊豆イエロー
コデマリ  :  バラ科
別名  スズカケ  テマリバナ
 中国原産の落葉小低木でよく知られた花木である。4月には白い小さな花が半球状のかたまり、浅緑の葉の上に咲く風情はすてがたい。
 生け花としても人気の高い樹木である。