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← ミヤコワスレ : キク科 別名 ミヤマヨメナ ノシュンギク 「ミヤコワスレ」の名でよく知られているために、本名である和名の「ミヤマヨメナ」の名を知る人は少ない。本州、四国に産するキク科植物で、草丈は20から50センチ程度である。 ミヤマヨメナの園芸種は、徳川時代の末より認められ、花色も青紫色の濃淡から白、桃など各色が現存している。 「品種」 特に品種名をつけられたものは少ないが、各地に見られる系統より区分されている。 |
エビネ : ラン科 別名 エビネラン スズフリソウ → エビネは、地中を横にはう球茎をエビの背に見たてて呼んだ名である。エビネの種類は日本に約20種自生する。またこの仲間は台湾に約30種、ヒマラヤの山地は約30種、マダカスカル、オーストラリア東岸にかけても自生し、世界中に100種あまりが知られている。 洋蘭と違って、温室なしでラン栽培を楽しめ、栽培管理が比較的やさしいことも大きな魅力である。 「種類」 エビネ : もっとも普通の種類で、花は小輪、花色は褐色の色調で、まれに緑・黒褐色、赤褐色のものもある。唇弁は純白または多少赤紫色を帯びる。全体が小形で、渋みのある色調である。写真はこのエビネ。 キエビネ : 花は花弁、唇弁ともに純黄色大輪種で鑑賞価値が高い。
キリシマエビネ サルメンエビネ ニオイエビネ ナツエビネ
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クレマチス と ソケイ ↑ 写真のアーチ型フレ−ムの左側脚にはい登っている大きい八弁の花はクレマチス・ネリ・モーザ。 右側脚に登っている星状の小さな白い花は、ジャスミンの名で有名なソケイ。 |
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← クレマチス : キンポウゲ科 クレマチスは植物学的にはセンニンソウ属をさす学名で、ギリシャ語で「つる」を意味している。日本で自生しているものは、センニンソウ、カザグルマ、ハンショウヅル、クサボタンなど25種が数えられ、世界では温帯を中心に300種あるといわれる。中国からヒマラヤあたりに全種の半数が自生しており、花弁のように見えるのが萼片で、花弁があるものはごく少ない。 「種類」 テッセン(鉄線) 中国では鉄線蓮と呼び、つるが針金のようなところから名前が付けられた。日本に入ってきたのは、徳川時代初期で数種の変種がある。 カザグルマ(風車) 四季咲き種
* 紫色系 ザ・プレジデント、江戸紫、白王冠、天晴、大和。
* 白色系 マダム・ヴァン・ホーテ、朝霧、白根。
* ブルー系 藤娘、伊勢原、ラモナ。
* 赤色系 クリムソンキング、ビル・ド・リオン。
* 桃色系 コンテス・ド・ポジャール。
* 複色系 ネリ・モーザ『写真』、ミセス・エヌ・トンプソン。
* 八重咲き ダッチ・オブ・エジンバラ。
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ソケイ : モクセイ科 別名 ルソマツリ ツルマツリ ジャスミン → ソケイは素馨と書き、中国の美女の名前であるという。 インド、カシミール、アフガニスタン、ペルシャなどに見られる常緑の低木で、やや寒さに弱いようである。古くから欧米や我が国に導入されたと言われる。 香りが良く、英名のジャスミンの名が有名である。南ヨーロッパでは香料をとるため栽培される。常緑の低木で、高さ1〜3メートルになる。 「種類・品種」 外国には、葉に黄白覆輪がはいる種類や葉に黄色ぼた斑のはいる品種が栽培されている。日本にも少量導入されている。また八重咲きもある。 オオバナソケイ『写真』 キソケイ |
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← フウリンソウ : キキョウ科 別名 ツリガネソウ ベルフラワー 学名をカンパニュラ・メジュウムという南ヨーロッパ原産の二年草である。 我が国の山野に自生するホタルブクロと同じ仲間である。花の形が鐘に似ているところから名前が由来している。 「品種」 メジュウム(ツリガネソウ) 草丈は70から100センチになる。花色は青桃、白がある。 ベル・オブ・ホーランド『写真』 草丈は40から50センチ、花の色は青、桃、白、濃紫などの混合。 |