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The PIPS  と  Excel/Word  の間で
データのコピー&ペースト
[3]  The PIPS  の「表データ」を一括して  Excel  に貼り付ける

【準備】
1.   まず  Excel  を起動し、右上の「元のサイズに戻す」アイコン(右図)をクリックしてアイコンにしておきます。
2.   PIPS を起動し、 Excel にコピーしたいデータを画面に表示します。
3.   全列に縦罫線を挿入します。
4.   項目行の下の横罫線(第2罫線----通常3行目)を指令‘DR’を使って削除しておきます。(下図)

【操作】
1.
  PIPS の画面左端の「行番号」の2行目(項目行)をクリックします。(右図)
2.   [PageDown] を押すかマウスでスクロールバーを操作して、最終行が見えるようにします。[Shift] を押しながら「行番号」のデータ最終行をクリックします。項目行とデータ行が全て反転表示となります。(下図)
3.   [Ctrl] を押しながら [C] を押します。選択部分がクリップボードに記録されます。
<ここからExcelの操作です>
4.   Excel のアイコンをクリックして元のサイズに戻します。
5.   左上の1行目1列目のセルをクリックしてアクティブにします。
6.   [Ctrl] キーを押しながら [V] を押します。データは左詰めになって1列目に貼り付けられます。(下図)

7.
  メニューバーの[データ(D)]をクリックし、[区切り位置(E)]を選択します。(下図)  「区切り位置指定ウィザード−1/3」が表示されます。(右図)
8.
  [元のデータの形式]のラジオボタンは通常下の「スペースによって・・・・」が選択されていますが、これを上側の「カンマやタブなどの区切り文字によって・・・・」の方を選択します。(右図)
9.
  [次へ]をクリックします。「区切り位置指定ウィザード−2/3」が表示されます。「フィールドの区切り文字」はデフォルトでは「タブ(T)」になっていますが、「その他(O)」のチェックボックスにチェックマークを入れます。すぐ右側の入力窓が入力待ちの状態になります。(右図)
10.   同じウィザードの下に「データのプレビュー」窓があり、ここに貼り付けられたデータの一部が表示されています。隣のデータとの境界に‘#’または‘|’の何れかが挿入されているはずです。PIPSの‘SYSSET-C’の設定で「罫線コードの変換処理」が‘N’なら‘#’に、‘Y’なら‘|’になります。
  先ほどチェックマークを入れた「その他(O)」の右側の入力窓に‘#’または‘|’の何れかを入力します。
  (‘|’は[Shift]を押しながら[\]キーを押して入力します)
11.
  「次へ」をクリックします。「区切り位置指定ウィザード−3/3」が表示されます。(右図)
    「列のデータ形式」は‘G/標準(G)’のラジオボタンがONになっており、下の「データのプレビュー」窓の上端には全ての列に「G/標準」が表示されているはずです。
  1列目が反転表示になっているはずですから、このまま左に目一杯スクロールして右端の列を [Shift} を押しながらクリックします。全列が反転表示になります。(右図)



  こうしておいて「列のデータ形式」の‘文字列(T)’のラジオボタンをONにします。(下図)
  この操作は「文字化け」を防ぐためです。
12.
  「完了(F)」をクリックします。基本的な操作はこれで終わりですが、1列目に空白列があり、またデータの右側が隠れていて見やすくありません。(右図)
  そこで次の操作を追加します。
13.   「列番号ゲージ」の1列目(Aまたは1)をクリックして列全体を反転表示し、メニューバーの「編集」から「削除」「列全体」「OK」をクリックします。(1列目を削除)
14.
  「列番号ゲージ」と「行番号ゲージ」の交差するところをクリックすると全セルが反転表示になります。(右図)
  この状態でメニューバーの[書式(O)]から[列(C)][選択範囲に合わせる(A)]をクリックします。
  これで全データが「見える」状態になります。(下図)

  (メニューバーを使う替わりに、「列番号ゲージ」の列と列の境界線をダブルクリックしても同じ結果が得られます)

【注意】
1.   PIPS の‘SYSSET-C’の設定で「罫線コードの変換処理」が‘N’のとき、データを Excel に貼り付けると罫線は‘#’に変換されます。データの中に‘#’が使われていると、Excel側での区切り処理で「区切り記号」と見なされ、その位置で分割されてしまいます。このような可能性があるときは、‘SYSSET-C’の設定は「罫線コードの変換処理」を‘Y’にしておくのが安全でしょう。
2.   PIPSのデータに全列罫線を挿入しました。1列目の縦罫線があるために、Excelに貼り付けたとき1列目に空白列が出来ました。もしPIPSの1列目の縦罫線がないと、Excelで1列目に空白列が出来ない替わりに、1列目の全てのデータの左に半角スペースが1個入ります。後で何かの不都合が起きないように、前記のような手順にしました。

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