回答箱 No.110-1: だぶりデータを削除したい−重複分類の空白化を含む

      ◆ 質問箱 No.110  質問者: 綿貫 健作  2000年05月 220号 P.11
         ◆ 質問箱 目次へ
No.110-1    だぶりデータを削除したい−重複分類の空白化を含む 回答者
  早瀬 壮一
2000年06月
221号 P.16
   ◆ No.110(2000年 5月号)の回答-1
 表作業をしていると重複データ処理が必要な場面にしばしぱ出くわします。
 質問者が提起しておられる重複データ削除もありますが、よくある作業は重複部分の空白化、あるいは累積集計があります。

 データが大分類、中分類、小分類と分けられて表を構成している時、同じ分類名が連続して並ぶのは見てくれがよくありません。データをマスター表にして参照する場合は兎も角、この表を説明資料に使いたい場合、分類名が続いている時に、最初だけ残して後は分類名が変わるときまで空白にしておきたいことはよくあることです。

 このTHE PIPSの古い事例発表でも幾たびか採り上げられました。PIPSには累積計算のコマンドがありますが、それが重複データ処理に使えます。

 「ACM」(アキュームレーター累計計算)。表作業をやっている人は同じデータが並んでいるとき、それぞれのデータの合計数量を計算したかったのでしょう。単に計算するだけなら「ST」(小計)を使えば良いのですが、マスター表に表示していつも参照できるようにしたいこともありました(STでは表が変わってしまいます)。

 その時使えるのが「ACM」です。「ACM」で、キー毎の累計を取ると、数値のキー毎累計が出来ます。その時、累計数値を1にしておけば、キー毎に,1、2、3…と数値の列が出来ます。

 1より大きい行の分類名列のデータを消せば、重複データの空白化が出来ます。
 又、累計数値が1のものだけ取り出せば重複データの削除が出来ます。

  (但し、累計数値を求めたい時は、「ACM」する最初の行の結果書き込み列に最初の数値が入っていないと、最初の数値が足し込まれないので要注意)

 以下の例をご参照下さい。

         [重複分類空白化、重複データ削除の元表作成]

          [重複データ行削除]                                      [重複分類空白作成]
          CS;;@C4; =1;;;…                                      MPU;;;@C3>1;""=@C1;
                                                    @C4 >1;""=@C2;E;;

         [累計計算]


このページのTOPへ戻る