回答箱 No.132-1: PIPSのデータをメールで送る

       ◆ 質問箱 No.132 質問者:  木村 芳樹  2002年02月 241号 P.22
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No.132-1   PIPSのデータをメールで送る 回答者
  柏木 秀一
2002年06月
245号 P.12
 PIPSのデータをE-Mailで送受信するには3つの方法が考えられます。

  1. CTXTやCCSVでテキストファイルにして送受信
  2. 入川さん作成のCPDMLを使って送受信。
  3. キャビネット丸ごとをアーカイバでまとめて送受信。
 このうち(1)の方法は送れる内容に制限が多く、実用的でないので割愛して、(2)と(3)について、その特徴をまとめてみました。

項目 CPDML アーカイバ
E-Mailへのファイル添付の知識 必要 必要
フォルダやファイルに関する知識 必要 必要
送受信の単位 ページあるいはバインダ キャビネット
送受信できる属性等 色情報やINDEXは不可 全て
アーカイバの知識 不要 必要
キャビネットの構造の知識 あったほうが良い 必要
必要な外部ソフト 不要 アーカイバ (+Lhaca等)

 アーカイバとは複数のファイルを一つにまとめてくれるソフトでファイルサイズの圧縮も行ってくれます。LHAやZIP等いくつかの方法がありますが、一般的に使われるのはこのLHAかZIPが多いようです。これらのアーカイバを利用するユーティリティーとしてWindowsのフリーウェアでは「+Lhaca」等が有名なソフトです(+Lhacaの長所は+Lhacaそのものがアーカイバ機能を内蔵しているため、単独でLHAやZIP形式のファイルを取り扱えること[圧縮/復元]です)。PIPSのキャビネットは3つのファイルから構成されており、これらを直接E-Mailで送受信するためには3つのファイルを1個のファイルにまとめてしかもサイズも小さくしてくれるアーカイバが不可欠となります。

 CPDMLはPUC会員の入川さんが作成されたオートプログラムでPIPSの表情報や属性等も一緒にE-Mailで送受信するためのものです。色情報やINDEX情報までは送ることはできませんが、それでも数ページのデータであれば手軽にE-Mail添付が可能になります。今は有償ソフトとなりましたので入手したい方は直接、入川さんにコンタクトしてください。

 さて、2つの方法の特徴を表にしてみたのですが、これは優劣を競うものではありません。それぞれに長所、短所があります。PIPSのデータをE-Mailで送受信したい方は、そのデータの分量や頻度に応じて2つの方法を使い分けるのがよいかと思います。


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